安全な鉄道利用のために…ホームドア設置を!

こんにちは。アップスのズーミンです。

今回、初めてここでブログを書きます!

 

最近のニュースで気になったものがあります。

それがコレです↓

 

■東京新聞より一部抜粋

9年前、目白駅ホームで転落「全盲夫の死 無駄にしない」

点字ブロックを視察し定規で段差を測る武井悦子さん(左)=2019年10月11日、葛飾区の京成立石駅で

 約9年前、JR目白駅のホームから、全盲の日本ブラインドテニス連盟会長だった武井視良(みよし)さん=享年(42)=が転落して亡くなった。妻の悦子さん(64)=豊島区=は事故後、ふさぎ込んだが、視覚障害者の転落事故がなくならないことから、声を上げるようになった。自身も全盲で、「夫の死を無駄にしてはいけない」と訴え続ける。...

(掲載元:東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/202002/CK2020021302000133.html

 

このニュースだけではなく最近、視覚障がい者の方のこういった駅のホームからの転落事故のニュースを本当にたくさん見聞きします。

 

国土交通省の調べによると、

近年の駅のホームから転落した人の状況は以下のようになっています。

平成29年度だけを見ても、年間で65人もの視覚障がい者の方がホームから転落しているんです・・・!

その中には、幸いにも怪我で済んだ方もいれば、紹介した記事のように亡くなられた方もいます。

聞いた話によると、視覚障がい(全盲など)の方がホームを歩くのは、まるで真っ暗闇の中で柵のない橋を歩いているような感覚らしいです。駅なので電車の音も大きいですから、自分がどこを歩いているのか分からなくなることもあるそうです。

想像してみると、とても怖いです。。

 

そして、視覚障がい者の方を安全に誘導するはずの点字ブロックの上に、立ちつくしたり、荷物を置いたりする人もよく見かけます。

また、最近は歩きスマホをしている人も本当に多いなと感じます。

歩きスマホをしていると、意識がスマホにしかいかず周りが見えなくなるので、人にぶつかったりしませんか?

その衝撃で痛い思いや危ない目に遭ってしまう人もいると思います。

 

そんな状況を劇的に改善できるのは、やはりホームドアを設置することだと思います。

しかし、日本の駅のホームドア設置件数は、まだまだまだまだ・・・進んでいません。

アップスのある兵庫県はというと・・・まだまだ少なく、大阪メトロはなかなか頑張っている印象がありますが、やはり「遅い」という感じがします。

(国土交通省ホームページ「ホームドアの設置状況(平成31年3月末現在)」を参考にしました。)

 

海外の状況はというと・・・

10年以上前に韓国に旅行に行った時、地下鉄の駅が近未来的すぎて驚いたことを覚えています。

調べてみると、やはりソウル市内の地下鉄はほとんどの駅にホームドアが設置してあるようです。

凄いですね・・・!

(他の国についても随時調べいこうと思います!)

 

また、グラフを見てみると、障がいなどのない方でも転落していることが多いようなので、ホームドアの設置は、どのような方も安全に鉄道を利用していくために必要不可欠なのだと確信しました。

 

そしてそして、ホームドアの種類にも注目していただきたいのです。

 

これは、JR西日本東海道線「六甲道駅」などに設置してある昇降式のホームドア(柵)です。

おそらく、何もないよりは安全度は増すのでしょうが、少し不安定な感じがします。

また、聞いた話によると、このタイプはぶつかるととても大きな音が鳴りビックリするそうです。

 

そして、こちらはよく見かける可動式のホームドアです。

個人的には、やはりこちらの方がより安全な感じがします!

 

東京オリンピック、大阪万博に向けて急速に改修工事が行われていますが、、

誰もが安心して暮らせる街づくりが、もっともっと進んでいけばいいなぁと思います(o^^o)♪

 

そして何よりも最後は、やはり人の声かけがもっとも大切だと思うので、危ない!と思ったら、迷わず声かけなどをしましょう。大阪府鍼灸マッサージ師会より「転落防止声かけ普及啓発ポスター」ダウンロードして活用できるようになっています。