読み書きが苦手?ディスレクシアを知ろう!
ディスレクシアとは
1896年にイギリスのモーガン先生が、最初に報告した文字の読み書きに限定した
困難さをもつ疾患です。
ディス(dys)はギリシャ語の「困難」「欠如」という意味で、
lexiaは「読む」という意味で、発達障害の学習障害に位置づけられています。
患者さんの多くは、知的能力に問題はないものの、充分な教育を受ける機会がなかった人もいるようで、日本では、まだまだ研究がされておらず、成人のディスレクシアの
判定法も確立されていません。
日本では、人口の5%から10%はこの疾患を持っているとされており、
割合としては、10人に1人はいるかもしれません。
近年では、ハリウッド俳優のトム・クルーズさんがこの障害を持っていることを公表したことで、注目を浴びました。
症状は
文字の読み書きがしづらいのが、一番大きいですが
人によって症状や程度は、違っており、
- 文字が反転して見える
- 文字が動く・回転する
- 文字の大きさが変わる
- 文字を書くと鏡文字になる
など、様々です。
◆普通の見え方
◆ディスクレシアの人の感じ方
ディスクレシアの方は、上の画像のように見えているとされており、
まったく読めないわけではなく、ゆっくりなら読むことができ、
読解ができるのが特徴で、日本語より英語のほうが症状が出やすいです。
なので、お店のメニューなどに工夫があるといいでしょう!
具体的な方法
- 見やすいフォント:丸ゴシック、UDデジタル強化書体など
- 見やすいサイズ:12ポイント~
- 行間を充分に空けるなどの工夫
- 漢字は、文字を一つずつ見せる
- 行ごとに隠して窓を作ってみせる
- 色つきの透明フィルターで色調を調整できるようにする
このような工夫は、視覚障がいのある方や高齢者にも見やすい場合があると思われます。
例えば、メニューとカラーフィルタをセットにすることなどからはじめてもいいかもしれませんね!
まだまだ、知られていない疾患ではありますが、『KISH』では積極的に発信していきたいと思います!
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