視覚障がいのあるお客様のトイレへの誘導方法
この記事では、視覚に障がいのある方の洋式トイレと和式トイレへの誘導方法をご紹介します。
手引きの基本方法を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
洋式トイレの場合
1 トイレ(個室)へと誘導します。
ドアの前に来たら、いったん止まり、押しドア、引きドア、引き戸など、ドアの開き方について伝えます。
2 必要な情報を伝えます。
お客様が個室に入る前に、座った状態を基本として説明を行います。
便器の位置や方向、水栓ノブの位置や流し方、トイレットペーパー・ごみ箱・カギの位置など、必要な情報を伝えます。
個室内に手洗い台がある場合は、石けん・ハンドソープ、タオルの位置なども伝えます。
◎その際、白杖(ハクジョウ)を持たれていたら、杖の先で便器の形をなぞったり、ごみ箱に触れたりして位置をお知らせします。

白杖を動かす方向
3 用を足している間、手洗い場やなるべく離れたところで待機します。
「終わったら声をかけてください」と伝え、
手洗い場やなるべく離れたところで待機します。
4 声がかかったら
近づいて手洗い場まで誘導します。
蛇口や石けんの位置、タオル・乾燥機の場所を伝えます。
白杖を手洗い場に立てかけている場合、倒れないように注意してあげましょう。
手洗いが済んだら、元のお席に誘導します。
和式トイレの場合
1 トイレに入り小便器の前へと誘導します。
2 小便器の位置を教えます。
「便器の位置をお伝えしますので、お手を失礼します」と声をかけてから、
小便器の上中央部分や角にお客様の手の甲を導きます。
(以下は、洋式トイレの際の誘導方法と同様です。)
※トイレへの誘導は、必ず同性のスタッフが行うようにしてください。
同性のスタッフが近くにいないなどの場合には、周囲の人に協力をお願いしましょう。
以上です。
是非、参考にしてみてください♪
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